推しの吐息まで聴こえる。HANAのデビュー曲を高級イヤホンで聴いたら、そこは最前列だった話

その感動、実は「80%」捨てていませんか?
みなさん、こんにちは。「No No Girls」のオーディション、完走しましたか?
私はもう、涙なしには見られませんでした。そしてついにデビューした『HANA』。彼女たちのデビュー曲、毎日聴いていますよね。
でも、ここで一つだけ、残酷な質問をさせてください。
その曲、まさか「スマホのスピーカー」や「数千円のワイヤレスイヤホン」で聴いていませんか?
「え、普通に聴けてるし、良い曲だよ?」と思ったあなた。 はっきり言います。非常にもったいないです。
例えるなら、最高級の和牛を、プラスチックのナイフで切って食べているようなものです。味はするけど、本来の食感や旨味の「解像度」がまったく違うんです。
私は普段、株式や金融資産への投資をメインにしていますが、実は「耳への投資」もリターンが凄まじいことに気づいてしまいました。
今回は、投資家である私が「なぜHANAを聴くためにオーディオ機材に課金すべきなのか」を、暑苦しく、かつ論理的に解説します。
なぜ、今「音」に投資すべきなのか?
理由は単純です。「No No Girls」というプロジェクト自体が、音へのこだわりが尋常ではないからです。
ちゃんみな氏やBMSGがプロデュースする楽曲は、トラック(伴奏)の作り込みが非常に緻密です。
スマホのスピーカーでは「低音」が消滅している
多くの人が気づいていませんが、スマホの小さなスピーカーは物理的に「重低音」を鳴らすことができません。
- ベースラインのうねり
- キックドラム(ドスッという音)の空気感
- 楽曲の底に流れるダークな雰囲気
これらは、スマホで聴いている時点で「なかったこと」にされています。しかし、HANAの楽曲において、この低音こそが世界観を支える土台なのです。
「声の重なり」が団子になってしまう
HANAはメンバーそれぞれの声質に強烈な個性があります。ハスキーな声、突き抜けるハイトーン、包容力のある中低音。
安いイヤホンだと、これらが混ざり合って「一つの塊(団子状態)」に聞こえてしまいます。しかし、適切な機材を通すと、「あ、今右耳の奥で誰かがコーラスを入れた」というレベルで分離して聴こえるようになります。
【実演】機材を通して聴く『HANA』は、こう化ける
では、実際に私がハイエンドな機材(DAPと有線イヤホン)を使って、HANAのデビュー曲を聴いた時の「想定体験」を言語化してみます。
まるで彼女たちが目の前で歌っているかのような、生々しい変化を感じてください。
1. イントロ:静寂の質が変わる
再生ボタンを押した瞬間、「無音」が聴こえます。「え?」と思うかもしれませんが、良い機材はノイズがなく、「演奏が始まる直前の緊張感」まで再現します。
そこから立ち上がるイントロの重低音。 ズーン、と脳髄に響くようなベース。スマホでは「ボンボン」と軽く鳴っていた音が、高級機材では「地響き」のように空間を震わせます。この時点で、曲のダークでクールな世界観に一気に引きずり込まれます。
2. ボーカル分析:推しの「息遣い」を拾う
ここが一番の投資回収ポイントです。メンバーごとの声の解像度が段違いになります。
- ハイトーン担当メンバーの場合 高音が「キンキン」耳に刺さるのではなく、スッと空に抜けていくような伸びやかさを感じます。サビのファルセット(裏声)に切り替わる瞬間の、喉のわずかな震えまで見えます。
- ラップ・低音担当メンバーの場合 声の「太さ」と「圧」が違います。歌詞の子音(KやTの音)のアタック感が鮮明になり、リリックの一文字一文字が脳に直接届くような感覚。
- ユニゾン(全員での歌唱) これが一番驚きます。「全員の声」ではなく、「個々の声が重なってできたハーモニー」として聴こえます。「あ、このフレーズの下ハモ、〇〇ちゃんが支えてたんだ!」という新しい発見が、聴くたびに生まれます。
3. トラックの「隠し味」に気づく
良い機材で聴くと、「制作者が隠した意図」に気づくことができます。
「今のスネアの音、少しリバーブ(残響)がかかっていたな」 「後ろで微かに鳴っているシンセサイザーの音が、不安感を煽っているな」
これらに気づけると、単に「いい曲」ではなく、「すごい作品」として楽曲をリスペクトできるようになります。これこそが、ファンとしての誠実な態度ではないでしょうか。
コラム「DACという魔法の杖」
ここで少しだけ、マニアックな話をさせてください。 「高いイヤホンを買えばいいんでしょ?」と思った方。半分正解で、半分間違いです。
実は、スマホとイヤホンの間にある「DAC(ダック)」が超重要なんです。
DAC(Digital to Analog Converter)とは?
デジタルデータ(0と1の信号)を、アナログ(音の波)に変換する装置のことです。スマホにも内蔵されていますが、オマケ程度の性能しかありません。
ここで登場するのが「スティック型DAC」です。
- 価格帯: 約15,000円〜30,000円
- 使い方: スマホの充電端子に挿して、そこに有線イヤホンを繋ぐだけ。
これを使うと、音の「駆動力」が変わります。 例えるなら、軽自動車(スマホ直挿し)で高速道路を走るのと、大排気量の高級セダン(DAC使用)で走るくらいの違いがあります。余裕が生まれるんです。
特にHANAのような、トラックが複雑でダイナミックレンジ(音の大小の幅)が広い楽曲では、DACのパワーがないと細部が潰れてしまいます。
おすすめの投資先: 初心者はまず、1万円台のスティックDAC(FiiOやiBassoなどのメーカー)と、1〜2万円台の有線イヤホン(SHUREやSennheiserなど)の組み合わせから始めてみてください。世界が変わります。
良い音で推しを聴く=「最強のメンタルケア」
私がなぜここまで音質にこだわるのか。それは、「没入感」が脳を休ませてくれるからです。
強制的なマインドフルネス
現代人は忙しいです。SNSの通知、仕事のメール、将来への不安。 しかし、ノイズキャンセリングを効かせたり、密閉性の高いイヤホンでHANAの楽曲を大音量(耳を傷めない程度に)で流すと、強制的に「音楽だけの世界」に隔離されます。
彼女たちの切実な歌声と、作り込まれたトラックの波に溺れる時間。 これは、瞑想(マインドフルネス)に近い効果があります。
「推しの声を、最高の状態で摂取する」 この行為自体が、明日を生きるための活力になります。
中途半端な音で「ながら聴き」をする30分よりも、最高の音で集中して聴く5分の方が、心の充足感はずっと高いのです。
「HANA」鑑賞用ポートフォリオ(推奨機材セット)
「で、結局何を買えばいいの?」 そう思った方のために、私が実際に試聴し、「この価格なら絶対に損はしない(元が取れる)」と確信した組み合わせを3つ厳選しました。
予算と好みに合わせて、自分への投資先を選んでみてください。
A:【安定配当型】迷ったらコレ、業界の「最適解」セット
予算目安:約20,000円〜
「失敗したくない」「ライブのような迫力が好き」という方への鉄板セットです。
- イヤホン:SHURE(シュア) / SE215 Special Edition
- 特徴: プロのアーティストもステージで使う「モニターイヤホン」の世界的定番。遮音性が異常に高く、電車の騒音をほぼ消し去ります。「Special Edition」は低音が少し強めに調整されているので、HANAの楽曲の重厚なビートに負けません。
- DAC:FiiO(フィーオ) / KA11
- 特徴: USBケーブルのような小ささですが、スマホ直挿しとはパワーが段違いです。
- 投資判断: リセールバリュー(中古価格)も安定しており、最もリスクの低い堅実な投資先です。HANAのダンスナンバーを体で感じたいならこれ一択。
B:【ハイグロース株】「声」の解像度に全振りセット
予算目安:約45,000円〜
「推しの吐息まで聴きたい」「ボーカルのテクニックを分析したい」という、分析班向けのセットです。
- イヤホン:Sennheiser(ゼンハイザー) / IE 200
- 特徴: ドイツの名門ブランド。とにかく「中高音」が美しいです。HANAのメンバーが放つ突き抜けるようなハイトーンボイスが、耳に刺さらずにどこまでも伸びていきます。
- DAC:iBasso Audio / DC04PRO
- 特徴: 音の分離性能が非常に高いモデル。左右から別々の音が飛んでくるのが手に取るように分かります。
- 投資判断: 初期投資は少し嵩みますが、得られる「没入感」というリターンは最大級。バラードパートで鳥肌を立たせたいなら、迷わずこちらへ。
C:日本の技術で聴く「キレとスピード」
予算目安:約25,000円〜
「歌詞の一文字一文字をハッキリ聴き取りたい」「トラックの細かい音を拾いたい」という方向け。
- イヤホン:final(ファイナル) / A4000
- 特徴: 日本のオーディオブランド「final」の名機。音の立ち上がりが速く、キレッキレです。複雑なトラックでも音が団子にならず、スパッと切れるような爽快感があります。
- 投資判断: 「透明感」という言葉がぴったり。HANAの楽曲が持つクールでスタイリッシュな側面に光を当てます。コストパフォーマンス(PER)は最強クラスです。
まとめ・結論
今回の記事の要点をまとめます。
- スマホ直挿しは損! HANAの楽曲の魅力(特に低音と声の質感)の半分も引き出せていない。
- 機材への投資は「発見」への投資。 推しの息遣いや、隠された音のギミックに気づける。
- DAC(変換機)が鍵。 イヤホンだけでなく、スマホとの間に「良い変換機」を挟むと劇的に変わる。
- 音質=メンタルケア。 没入感を高めることで、推し活の質と心の健康が向上する。
オーディオ機材は、上を見ればキリがありません。ケーブル1本で10万円の世界です。 しかし、まずは「合計3万円〜5万円」くらいの予算でセットを組んでみてください。
「あ、私が今まで聴いていたのは『HANAの予告編』だったんだ。これが『本編』だったんだ」
そう気づくはずです。 彼女たちの努力の結晶である「声」を、一滴も余さず受け止める。 それこそが、ファンができる最大の応援であり、最高の贅沢ではないでしょうか。
さあ、あなたも「音の沼」、覗いてみませんか?















