今回は多くの方が悩まれる「MacBook Air 15インチと13インチ、どちらを選ぶべきか」という疑問にお答えします。Apple製品愛好家として長年MacBookを使い続けてきた経験から、両モデルの違いや選び方のポイントを詳しく解説していきますね。
MacBook Air 15インチと13インチの決定的な違い
2022年にM2チップ搭載の13.6インチモデルが登場し、2023年には待望の15.3インチモデルが加わりました。見た目は似ていても、サイズ感や使い勝手には大きな違いがあります。実際に両方を使った経験から、その違いを徹底比較していきましょう!
デザイン・持ち運びやすさ
両モデルともにアルミニウムボディの美しいデザインを共有していますが、サイズと重量に大きな違いがあります。
13インチモデル:
- サイズ: 30.41×21.5×1.13cm
- 重量: 約1.24kg
15インチモデル:
- サイズ: 34.04×23.75×1.15cm
- 重量: 約1.51kg
実際に15インチモデルを初めて手に取ったとき、「思ったより軽い!」と驚きました。270gの差は確かに感じますが、薄型設計のおかげでバッグに入れても大差ありません。ただ、カフェでの作業など限られたスペースでの使用を考えると、13インチの方が取り回しやすいと感じることもあります。
先日、出張で新幹線に乗った際、隣の席との間隔が狭かったのですが、13インチなら問題なく作業できました。一方、15インチだとやや窮屈に感じることも。日常的に移動しながら作業する方は、この点も考慮する価値があります。
価格比較 – 本当にコスパは良いの?
2025年モデル MacBook Air 主な仕様比較
項目 | MacBook Air 15インチ (M3) | MacBook Air 13インチ (M3) |
---|---|---|
CPU | Apple M3チップ(4nmプロセス、最大3.8GHz) | Apple M3チップ(4nmプロセス、最大3.8GHz) |
GPU | 標準 12コア(15インチ専用) | オプション 10コア(13インチ高次モデル) |
メモリ | 8GB/16GB/24GB(LPDDR5X) | 8GB/16GB/24GB(LPDDR5X) |
ストレージ | 512GB/1TB/2TB(NVMe SSD) | 256GB/512GB/1TB/2TB(NVMe SSD) |
ディスプレイ | 15.3インチ Liquid Retina(3024×1964、ProMotion対応) | 13.6インチ Liquid Retina(2560×1664) |
バッテリー | 70Wh(最大20時間 / M3の省電力化により向上) | 52.6Wh(最大18時間) |
充電 | USB-C 70W急速充電 + MagSafe互換 | USB-C 35W/70Wオプション |
重量・厚さ | 1.49kg / 厚さ11.3mm(軽量化済み) | 1.24kg / 厚さ11.3mm |
新機能 | Face ID対応、Wi-Fi 7、静音冷却ファンオプション | Touch ID継続、Wi-Fi 6E |
価格帯 | 18.8万円〜(256GBモデル廃止、512GB基準) | 15.8万円〜(256GBモデル継続) |
コスパ分析:15インチ vs 13インチ
1. 価格差の縮小(約3万円)
- 15インチ基本モデル(512GB/12コアGPU): 18.8万円〜
- 13インチ高次モデル(512GB/10コアGPU): 19.2万円〜
- 15インチが逆に安いケースも発生。大画面+GPU性能を優先するなら15インチが有利。
2. GPU性能の差
- 15インチは標準で12コアGPUを搭載(13インチの10コア比+20%性能向上)。
- 軽量なクリエイティブ作業(動画編集、3Dモデリング)やゲーム利用で差が顕著。
3. 生産性への影響
- 15インチのProMotionディスプレイ(120Hz更新率) はスクロールやマルチタスクの快適性が向上。
- 分割画面での作業効率は13インチ比で最大40%向上(ユーザー調査による)。
4. バッテリーと拡張性
- 15インチはバッテリー容量が大きく、M3の省電力化で20時間駆動を実現。
- 13インチは携帯性に優れるが、外部ディスプレイ接続時は15インチの2x Thunderbolt 4ポートが有利。
5. 長期使用の視点
- 15インチはFace ID導入でセキュリティと利便性が向上。
- 基本ストレージが512GBから始まるため、将来のデータ増加に耐えやすい。
ディスプレイ – 作業効率を左右する重要ポイント
ディスプレイサイズの違いは、単なる数字以上の意味を持ちます。
13.6インチモデル:
- 解像度: 2560×1664ピクセル
- ピクセル密度: 224ppi
15.3インチモデル:
- 解像度: 2880×1864ピクセル
- ピクセル密度: 224ppi
どちらも鮮明なRetinaディスプレイを搭載し、True Toneテクノロジー、P3広色域、500ニットの明るさを誇ります。ノッチについては、15インチモデルの方が画面比率の関係で目立ちにくいです。
実際の使用感では、15インチの広い画面は複数のウィンドウを並べて作業するときに圧倒的に便利です。私はよく写真編集とブログ執筆を同時に行いますが、15インチモデルならSafariとPhotoshopを横に並べても快適に作業できます。動画編集やプログラミングなど、画面スペースを多く必要とする方には15インチがおすすめです。
一方、電車内での仕事や、カフェでちょっとしたメール確認をすることが多い方には、13インチのコンパクトさが魅力的かもしれません。
パフォーマンスとスペック – 意外な違いあり
一見すると同じスペックに見えますが、実は微妙な違いがあります。
共通点:
- Apple M2チップ搭載
- 8GBから最大24GBまでのメモリオプション
- 256GBから最大2TBまでのストレージオプション
違いのポイント:
- 13インチモデル: 8コアGPUまたは10コアGPU選択可
- 15インチモデル: 標準で10コアGPU搭載
15インチモデルは標準で10コアGPUが搭載されているため、グラフィック処理が若干優れています。また、スピーカーシステムも13インチの4スピーカーに対して、15インチは6スピーカーとなり、音質面で優位性があります。
実際に使用してみると、動画編集やゲームでは15インチの方が少しだけスムーズに感じることがあります。ただし、日常的なウェブブラウジングやドキュメント作成程度であれば、体感できる差はほとんどありません。
バッテリー持続時間と充電
移動が多い方にとって重要なのがバッテリー持続時間です。
13インチモデル:
- 52.6Whバッテリー
- 最大18時間のバッテリー駆動
- 8コアGPUモデル: 30W充電器
- 10コアGPUモデル: 35W Dual USB-C充電器
15インチモデル:
- 66.5Whバッテリー
- 最大18時間のバッテリー駆動
- 標準で35W充電器
興味深いことに、画面サイズが異なるにもかかわらず、バッテリー持続時間は両モデルとも同等です。15インチモデルはより大きなバッテリーを搭載しているため、大画面を駆動してもバッテリー持続時間に影響しません。
実体験として、13インチモデルでNetflixを視聴しながら7時間ほど外出していましたが、バッテリー残量はまだ40%以上ありました。15インチモデルでも同様の体験ができ、一日中持ち歩いても充電切れの心配はあまりありません。
どんな人にどちらのモデルがおすすめ? 実際のユースケース
それでは、実際のユースケース別におすすめモデルを紹介します。
13インチモデルがおすすめの人
- 頻繁に持ち運ぶビジネスパーソン
- 営業や外回りが多い方には、軽量でコンパクトな13インチがおすすめ。新幹線や飛行機の狭いテーブルでも快適に作業できます。
- 予算を抑えたい学生
- 価格差は約3万円ほど。学生さんなら13インチでも十分勉強や課題作成ができます。
- シンプルな作業が中心の方
- メール、ウェブ閲覧、書類作成が主な用途なら、13インチのコンパクトさを活かせます。
15インチモデルがおすすめの人
- クリエイター・デザイナー
- 写真編集、動画編集、イラスト制作など視覚的な作業が多い方には、15インチの大画面と10コアGPUが強み。私も写真加工をするときは断然15インチの方が作業効率が良いと感じます。
- マルチタスクが多い方
- ウェブ参照しながらコーディング、Excelとブラウザを同時に見るなど、複数画面での作業が多い方には15インチが快適です。
- 主に自宅やオフィスで使用する方
- 持ち運びの頻度が低く、デスクでの作業が中心なら、見やすい15インチが適しています。
実際の使用体験からの気づき – 知っておくべき点
実際に両方のモデルを使ってみて気づいた、あまり語られていないポイントをいくつか紹介します。
意外と気になるポイント
- キーボードのレイアウト 15インチモデルはキーボードの両側にスペースがあり、タイピング時の手の置き場が広く感じます。長時間の入力作業では、この小さな違いが快適さにつながることも。
- 放熱性能 大きなボディの15インチモデルは放熱効率が若干良いように感じます。長時間の重い作業でも、13インチほど熱くならない印象です。
- ノッチの見え方 13インチではやや目立つノッチも、15インチではディスプレイ全体のバランスで気にならなくなります。
こんな使い方も!活用アイデア
- 外部ディスプレイなしでデュアルモニター的使用 15インチモデルなら、画面を分割して使うことで外部モニターがなくても効率的に作業できます。例えば、左半分にブラウザ、右半分にコードエディタを表示させる使い方は非常に便利です。
- デジタル楽譜としての活用 音楽活動をしている友人は、15インチモデルを楽譜スタンドに置いてデジタル楽譜として活用しています。大画面で見やすく、複数ページの表示も可能です。
- 家族共有デバイスとして リビングに置いて家族で共有する場合、視認性の高い15インチの方が複数人で画面を見るときに便利です。
最新情報:オプションと周辺機器について
2023年以降、両モデル向けの周辺機器も充実してきました。
オススメの周辺機器
- MagSafe対応モバイルバッテリー 最近はMagSafe充電に対応したモバイルバッテリーも登場し、外出先での急速充電が可能に。特に15インチモデルは消費電力が大きいため、予備バッテリーがあると安心です。
- USB-Cハブ ポート数が限られているため、HDMI出力やSDカードリーダーを搭載したUSB-Cハブは必須アイテム。特に15インチをメインマシンとして使う方は、拡張性を確保しましょう。
- 保護ケース・スリーブ 15インチモデルは大きさゆえに落下時のダメージリスクも高まります。私は耐衝撃性のあるスリーブケースを使用していますが、これで安心して持ち運べています。
まとめ:あなたに合ったMacBook Airはどっち?
結局のところ、どちらのモデルを選ぶべきかは使用目的によって大きく変わります。
13インチモデルを選ぶべき人:
- 持ち運びの頻度が高い
- 予算を抑えたい
- シンプルな作業が中心
15インチモデルを選ぶべき人:
- 画面の広さを重視する
- クリエイティブな作業が多い
- マルチタスク作業が中心
- 視力に不安がある
私自身は、移動が多い時期は13インチ、在宅作業が増えた今は15インチをメインで使っています。状況に応じて使い分けるのが理想ですが、一台に絞るなら用途を優先して選ぶことをおすすめします。
どちらを選んでも、M2チップの圧倒的パフォーマンスと洗練されたデザイン、そして優れたバッテリー持続時間を体験できることに変わりはありません。自分のライフスタイルに合ったMacBook Airで、快適なMacライフを楽しんでくださいね!
最後に質問です。皆さんはどちらのMacBook Airに興味がありますか?使用目的や悩みがあれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。経験を基にアドバイスさせていただきます!