あの「容量不足」の通知、絶望しませんか?

「さあ、待望の新作ゲームをインストールしよう!」 仕事終わりの金曜日、ワクワクしながらディスクを入れた瞬間に表示されるあの無慈悲なメッセージ。

「空き容量が不足しています」

これを見た瞬間、膝から崩れ落ちそうになった経験、皆さんにもありませんか? PS5は素晴らしいハードウェアですが、ストレージ容量に関しては、正直なところ「もっと欲しい」というのが本音ですよね。

初期搭載のSSDは1TBとされていますが、システム領域を除くと私たちが自由に使えるのは実質600GB〜700GB程度。 最近の超大作ゲームは1本で100GBを超えることも珍しくありません。 『Call of Duty』や『FF7 Rebirth』のような大容量タイトルを数本入れただけで、あっという間にパンパンです。

「また何か消さなきゃいけないのか……」とため息をつきながら、泣く泣く愛着のあるゲームを削除する。 そして、また遊びたくなった時に数時間かけて再ダウンロードする。 これでは、せっかくの貴重なゲーム時間が「データの整理整頓」で終わってしまいます。

今回は、そんなPS5ユーザー共通の悩みである「ストレージ不足」を、追加費用をかけずに解消するテクニックを徹底解説します。 意外と知られていない「隠れ巨大ファイル」の正体や、最新のクラウド活用術まで、私の実体験を交えてご紹介しましょう。


なぜPS5のストレージはすぐに埋まってしまうのか?

理由は単純なようでいて、実は少し複雑です。 「ゲームを入れすぎたから」というのはもちろんですが、実はユーザーが意識していないところで、システムが「良かれと思って」保存しているデータが容量を圧迫しているのです。

特に日本の住宅事情やネット環境では、以下のような悩みがつきまといます。

  • ゲーム自体の肥大化: 4Kテクスチャや高音質オーディオにより、データ量は年々増加傾向。
  • 回線速度の壁: 光回線でも夜間は遅くなることがあり、100GBの再DLに数時間かかることも。
  • 見えないデータの蓄積: セーブデータ以外の「思い出」データが、知らぬ間にギガ単位で増殖中。

外付けSSDを買えば解決しますが、しっかりした製品は1万円〜2万円以上の出費になります。 まずは「今あるもの」を整理して、無料で空き容量を捻出する方法を試してみましょう。


【実録】私のPS5が「ゴミ屋敷」になっていた話

実は私も以前、深刻な容量不足に悩まされました。 インストールしているゲームは3本しかないのに、なぜか残量が警告レベル。 「バグかな?」と思ってストレージの内訳を詳細に見てみたんです。

そこで衝撃の事実が発覚しました。 なんと、「メディアギャラリー」が50GB以上も容量を食っていたのです。

「えっ、そんなにスクショ撮ったっけ?」 不思議に思ってフォルダを開くと、そこには大量の「短い動画」が。 そう、PS5の親切機能である「トロフィー獲得時の自動録画」が犯人でした。

ボスを倒した感動の瞬間ならまだしも、ただ「チュートリアルを完了した」とか「初めてアイテムを合成した」といった、見返すこともない些細な瞬間の動画が数百個。 これらがチリも積もれば山となり、新作ゲーム1本分のスペースを占拠していたのです。

「これは……要らない!」 そう叫びながら一括削除した時の、あの爽快感と一気に増えた空き容量。 この経験から、私は定期的な「デジタル断捨離」の重要性を痛感しました。


今すぐできる!PS5ストレージ容量確保の3ステップ

ここからは、実際に私が実践している「効果絶大な容量確保術」を3つのステップで解説します。 初心者の方でも迷わず操作できるよう、手順を噛み砕いて説明しますね。

① トロフィー映像を一掃する(効果:大)

前述の通り、これが一番の「隠れ肥満」の原因です。 トロフィーを獲得するたびに15秒〜30秒の動画が自動保存されています。 これらを削除し、さらに今後の自動保存を止める設定をしましょう。

【手順A:溜まったビデオを削除する】

  1. ホーム画面の歯車アイコン「設定」を選択。
  2. 「ストレージ」 > 「本体ストレージ」 > 「メディアギャラリー」へ進む。
  3. 画面左側のメニューで「アルバム」を選び、ゲームタイトル一覧を表示。
  4. 右上のチェックマークアイコン「複数選択」を押す。
  5. 「すべて選択」を選び、不要な動画を一気に指定して「削除」を実行。

【手順B:自動録画を停止する(再発防止)】

  1. 「設定」 > 「キャプチャとブロードキャスト」を選択。
  2. 「自動キャプチャ」 > 「トロフィー」へ進む。
  3. 「ビデオクリップを保存」を「なし」(またはプラチナのみ)に変更。

ワンポイント解説: 「プラチナトロフィー」はゲームを完全攻略した証なので、これだけは「保存する」設定にしておくのがおすすめです。達成感が違いますよ!

② 「幽霊セーブデータ」を除霊する(効果:小〜中)

「もう遊ばないから」とゲーム本編を削除しても、実は「セーブデータ」は本体に残ったままです。 1つ1つは数十MB程度ですが、何年も使っていると数GB単位になります。 「もう二度と遊ばない体験版」などのセーブデータは削除しましょう。

【削除の手順】

  1. 「設定」 > 「セーブデータとゲーム/アプリ設定」へ。
  2. 「セーブデータ(PS5)」または「セーブデータ(PS4)」を選択。
  3. 「本体ストレージ」タブの「削除」を選ぶ。
  4. 不要なゲームのデータにチェックを入れて削除実行。

注意! 一度消したセーブデータは復元できません。 PS Plus会員の方は、削除する前に「クラウドストレージ」にバックアップしておくと安心です。

③ 究極技「クラウドストリーミング」を活用する(効果:特大)

これは「PlayStation Plus プレミアム」加入者限定の裏技です。 対象のゲームであれば、本体にインストールせずに、ネット経由でそのまま遊ぶことができます。

例えば、少し前の名作やインディーゲームを「ちょっと試してみたい」という時。 数十GBのデータをダウンロードして、気に入らなかったら消す……というのは時間の無駄ですよね。 クラウドストリーミングなら、ボタンを押して数秒でゲームが起動します。

  • メリット: ストレージ消費ゼロ。ダウンロード待ち時間ゼロ。
  • デメリット: 高速なネット環境が必要。画質が少し落ちる場合がある。

「とりあえずクラウドで遊んで、ガッツリやり込みたくなったらインストールする」という使い分けが、現代の賢いPS5運用術です。


M.2 SSD増設という「物理的解決」の沼

ここまで「削除」の話をしてきましたが、中級者以上のあなたには「増設」の選択肢も提示しておきます。 PS5には、カバーを外した内部に「M.2 SSDスロット」という空き部屋が用意されています。

USB接続の外付けHDDとは違い、ここに挿したSSDは「PS5のゲームを直接起動できる」のが最大の特徴です。

■ 選び方のマニアックなポイント

もし増設を検討するなら、以下のスペックは必須条件です。

  • インターフェース: PCIe Gen4 x4 M.2 NVMe SSD
  • 読み込み速度: 5,500MB/s以上推奨
  • ヒートシンク: 必須(爆熱になるため、冷却板がないと性能が落ちます)

最近の相場だと、1TBの信頼できるメーカー製(SamsungやWDなど)で約15,000円〜20,000円前後。 2TBなら約25,000円〜35,000円程度です。 決して安くはありませんが、ロード時間は本体内蔵SSDと同等か、製品によってはそれ以上に高速です。

「削除のストレスから完全に解放されたい」 そう思うなら、ボーナスやお小遣いを貯めて、2TBのSSDを増設するのが精神衛生上最強のソリューションかもしれません。 自分でPS5の白いカバーを外して、ドライバーでSSDを装着する作業……これまた自作PC感があって楽しいんですよ。


まとめ:容量確保は「快適なゲームライフ」への第一歩

PS5の容量不足問題は、以下の3つのステップで劇的に改善します。

  1. メディアギャラリーを確認し、不要なトロフィー動画を全削除する。
  2. 遊ばなくなったゲームの「残留セーブデータ」を整理する。
  3. PS Plusプレミアム会員なら、クラウドストリーミングでインストールを回避する。

まずは今週末、設定画面を開いて「メディアギャラリー」をチェックしてみてください。 きっと、「えっ、こんなに無駄な動画があったの!?」と驚くはずです。

無駄なデータをダイエットさせて、空いたスペースに話題の新作ゲームを迎え入れましょう。 待ち時間や容量管理のストレスをなくせば、ゲームへの没入感はもっと高まります。

あなたのPS5ライフが、より快適で楽しいものになりますように。 それでは、良きゲームライフを!