夕方の「左手の痛み」とサヨナラしたいあなたへ

毎日の事務作業、お疲れ様です。突然ですが、あなたは1日に何回「Ctrl+C(コピー)」と「Ctrl+V(貼り付け)」を押していますか?

たぶん、数え切れないですよね。

月末の集計作業や、大量のデータをExcelで整理しているとき、ふと思うことはありませんか。「なんでこんなに指を変な形に曲げ続けなきゃいけないんだ!」と。左手の小指と親指が攣りそうになるあの感覚、本当につらいですよね。

「ショートカットキーを使いこなすのが正義」 「マウスに頼るのは初心者の証」

昔の私は本気でそう思っていました。でも、そのプライドを捨てて「多ボタンマウス」を導入した瞬間、世界が変わりました。大げさじゃなく、景色が変わったんです。

今日は、ゲーマー向けと思われがちな「多ボタンマウス」を、あえて「事務作業の最強ツール」として使う方法をシェアします。これを読み終わる頃には、あなたのAmazonのカートには新しい相棒が入っているかもしれません。


なぜ今、「事務屋」こそ多ボタンマウスなのか?

そもそも「多ボタンマウス」とは何か。簡単に言えば、「右クリック・左クリック・ホイール」以外のボタンがたくさんついているマウスのことです。

これ、FPSなどのゲームをする人だけのものだと思っていませんか? それは大きな誤解です。実は、Officeソフトとブラウザを行き来する事務職こそ、この恩恵を最大限に受けられます。

1. 「左手」を解放できる

通常、ショートカットキーは左手を使います。しかし、使用頻度の高いコマンドをマウスのボタンに割り当てれば、左手はコーヒーカップを持ったままでも作業が進みます。姿勢が自由になるだけで、肩こりが驚くほど軽減されるのです。

2. ミスが劇的に減る

「Ctrl+C」を押したつもりが押せていなくて、貼り付けたら前のデータだった……なんて経験、ありますよね? マウスのボタンなら「カチッ」という物理的なフィードバックがあるので、押し間違いが激減します。

3. 脳のメモリを節約できる

複雑なキーの組み合わせを覚える必要はありません。「親指の手前側がコピー」と場所で覚えるので、直感的です。


【体験談】最初は「ボタン多すぎ!」と絶望したけれど

ここからは、実際に私がロジクールの多ボタンマウス(MX MasterシリーズやM720rなど)を導入した際の、リアルな使用感を再現してお伝えします。

購入初日:正直、邪魔でした

届いたマウスを見て思ったのは、「ボタン、多すぎない?」という不安。 親指のあたりにボタンが3つも4つもある。正直、握るたびに誤爆しそうで怖かったです。「普通のマウスで十分だったかも」と、初日は3回くらい後悔しました。

設定3日目:コピペ革命の到来

転機が訪れたのは、専用ソフト『Logi Options+』で、親指のサイドボタンに「コピー」と「貼り付け」を割り当ててからです。

Excelでセルを選択し、親指でカチッ。移動してカチッ。 「……え、これだけでいいの?」

今まで「キーボードに手を戻す → Ctrlキーを探す → 押す」という動作にかけていた0.5秒〜1秒が、0.1秒に短縮されました。たった1秒弱の差ですが、これを1日1000回やれば15分の短縮。しかも、精神的なストレスはゼロです。

1週間後:もう戻れない体になる

慣れてくると、欲が出てきます。「Enterキーもマウスで押したい」「ウィンドウを閉じるのもマウスでやりたい」。 気づけば、右手だけでほとんどの操作が完結するようになっていました。以前使っていた3ボタンの普通のマウスを触ると、「壊れているのか?」と感じるほど、不便に感じるようになってしまったのです。


これが最適解! 事務作業が爆速化する「ボタン設定」レシピ

では、具体的にどのボタンに何を割り当てるのが正解なのか。 ロジクールの設定アプリ『Logi Options+』を使った、初心者〜中級者におすすめの「事務特化型設定」を公開します。

※ここでは、サイドボタンが2つ以上あるモデル(MX Master 3S、MX Anywhere 3S、M750など)を想定しています。

基本設定(Global設定)

まずは、どのアプリでも共通して使える設定です。

  • サイドボタン(奥): Ctrl + C (コピー)
  • サイドボタン(手前): Ctrl + V (貼り付け)
  • ホイールクリック: Enter または Delete

💡 初心者向け解説:ホイールクリックとは? マウスの真ん中にあるコロコロ(スクロールホイール)は、実は押し込むことができます。これを「ミドルクリック」と言いますが、ここに「Enter」を割り当てると、ダイアログボックスの「OK」を押すときにマウスを動かさずに済むので、地味ですが最強に便利です。

Excel特化設定

ロジクールの凄いところは、「アプリごとに設定を変えられる」ことです。Excelを開いているときだけ、以下のように挙動を変えるのがプロの技です。

  • サイドボタン(奥): F2 (セルの編集モード)
  • サイドボタン(手前): F4 (直前の操作を繰り返す/絶対参照)
  • ホイール左右倒し(チルト): 横スクロール

特に**「F2キー」**の割り当ては推奨します。セルをダブルクリックして編集モードにする人が多いですが、マウスのボタン一発で編集モードに入れれば、誤ってセルを移動してしまう事故が防げます。


【中級者向けコラム】「ジェスチャーボタン」で神になる

ここからは少しマニアックな話。ロジクールの上位機種(MX Master 3Sなど)には、親指の付け根あたりに隠しボタンのような「ジェスチャーボタン」が存在します。

これをただのボタンだと思っていませんか? 実はこれ、「押しながらマウスを動かす」ことで、4つの操作を追加できる魔法のスイッチなんです。

私のおすすめジェスチャー設定(Windowsの場合):

  1. ボタンを押しながら上へ: Win + Tab (タスクビューを開く)
  2. ボタンを押しながら下へ: Win + D (デスクトップを表示)
  3. ボタンを押しながら左へ: Ctrl + PageUp (ブラウザの左タブへ移動)
  4. ボタンを押しながら右へ: Ctrl + PageDown (ブラウザの右タブへ移動)

これを設定するとどうなるか。 上司が近づいてきた瞬間に、マウスをサッと手前に引くだけで、開いているYouTubeを一瞬で隠してデスクトップ画面に戻せます(笑)。 冗談はさておき、タブの切り替えやアプリの切り替えが右手首のスナップだけで完結するので、デュアルモニター環境で仕事をしている人には必須の設定と言えるでしょう。


おすすめのロジクール製マウス 3選

「じゃあ、どれを買えばいいの?」という方へ。用途と予算に合わせて3つ厳選しました。 ※価格は変動するため、目安としてお考えください。

1. 絶対的な王者:MX Master 3S

  • 価格目安: 約17,000円〜
  • 特徴: 事務用マウスの最高峰。独自の「MagSpeed電磁気スクロール」で、1秒に1,000行をスクロールできます。縦に長いExcelデータを扱うなら、これ一択。クリック音が静かな静音モデルなので、オフィスでも悪目立ちしません。

2. コスパ最強:M750 Signature

  • 価格目安: 約4,500円〜
  • 特徴: サイズが選べる(LとM)のが嬉しい。サイドボタンが2つあり、独自機能「SmartWheel」も搭載。1万円以上は出せないけど、安物は嫌だという人に最適です。

3. マルチデバイスの味方:M720r Triathlon

  • 価格目安: 約8,000円〜
  • 特徴: ボタン数が多いのが魅力。最大3台のパソコンを切り替えられるので、会社のPCと個人のiPadを同時に使うような人にピッタリです。耐久性も抜群。

まとめ:マウスへの投資は、未来の自分への投資

たかがマウス、されどマウス。 「会社の備品のマウスで十分」と思っている人こそ、一度騙されたと思って多ボタンマウスを使ってみてください。

  1. コピペなどの単純作業をボタンに登録する
  2. 左手の負担を減らす
  3. 浮いた時間と体力で、もっとクリエイティブな仕事(または休憩)をする

これが、現代の事務作業ハックです。

ロジクールのマウスは少し高いかもしれませんが、毎日8時間握るものです。1年使えば、1日あたりのコストは数十円。それで毎日の「Ctrl+C」地獄から解放されるなら、安い投資だと思いませんか?

さあ、まずは電気屋さんのデモ機で、その握り心地を確かめに行ってみましょう。あなたの「カチッ」が、明日の定時退社につながりますように。


【参考情報】

本記事の情報は2026年1月時点のものです。最新の価格や仕様については、ロジクール公式サイトをご確認ください。