冬の布団から一歩も出たくない。Kindleと「ページめくりリモコン」で作る、究極のダメ人間・読書環境

冬の読書における最大の敵は「寒さと重力」
冬の夜、温かい布団の中で読書をする時間は至福ですよね。でも、一つだけ重大な欠点があります。
「ページをめくるために布団から出した手が、凍えるほど寒い」
そして、仰向けでKindleやスマホを持っていると、次第に腕がプルプルと震えてきませんか? 睡魔に襲われた瞬間、顔面に端末が落下してきて悶絶した経験、誰にでもあるはずです。
「もう、指一本動かしたくない。でも続きは読みたい」
そんな人類のワガママを叶える、最強の「引きこもり読書要塞」を構築する方法を見つけました。今回は、タブレットアームと謎のガジェット「ページめくりリモコン」を駆使して、布団から一歩も出ずに読書に没頭する禁断の環境をご紹介します。
これを導入すると、本当に週末布団から出られなくなるので、ある意味で閲覧注意です。
なぜ「アーム」と「リモコン」の併用なのか
単に「楽だから」というだけではありません。このシステムを構築すべき論理的な理由が3つあります。
- 完全な防寒対策 リモコンさえ握っていれば、両手は常に毛布の中。肩まで布団を被ったまま、親指のクリック一つで物語が進みます。室温が低くても、布団の中はぬくぬくの別世界です。
- ゼロ・グラビティ(無重力)体験 端末をアームで固定することで、腕の筋肉を一切使いません。腕の疲れから開放されると、驚くほど物語への没入感が増します。まるで文字が空中に浮いているような感覚です。
- 寝落ちへのスムーズな移行 本を持っていないので、寝落ちしても顔に端末が落ちてきません。眠くなったらそのまま目を閉じるだけ。これこそが最高の睡眠導入です。
体験談:ある金曜の夜、私は「廃人」になった
これは私が実際にこの環境を構築した初日の話です。
外気温は5度。暖房をつけても足元が冷える夜でした。私はベッドのヘッドボードにタブレットアームをガッチリと固定し、Kindle Paperwhiteを自分の顔の真上、仰向けになった視線の先にセットしました。
そして、Kindleの画面端には、洗濯バサミのような形状の「ページめくりレシーバー」を装着。右手には小さなBluetoothリモコンを握りしめ、羽毛布団を鼻まで被ります。
「……カチッ」
布団の中でリモコンを押すと、頭上のKindleのページが静かにめくられました。
「勝った……私は冬に勝ったんだ」
その瞬間、確信しました。ページをめくるという行為に、腕の移動も、指の露出も必要なかったのです。ただ視線だけを動かし、親指をかすかに動かすだけ。
気づけば3時間が経過していました。いつもなら腕が疲れて30分でやめる長編小説が、止まりません。トイレに行くのすら億劫になる、まさに「人をダメにする」快楽。結局その日は、リモコンを握りしめたまま気絶するように眠りにつきました。翌朝の目覚めが最高だったのは言うまでもありません。
構築手順と使い方のコツ
では、この楽園を構築するための具体的な手順を解説します。予算は合計で5,000円〜7,000円ほどです。
1. タブレットアームの選び方
まずは端末を空中に固定するアームです。
- フレキシブル(蛇腹)式より「関節式」を推奨 グネグネ曲がるフレキシブルアームは安価ですが、揺れやすく、タップした反動で画面がブレて酔いそうになります。少し高くても、金属製のガッチリした関節式(マイクスタンドのような形状)を選びましょう。安定感が違います。
- 設置場所の確認 ベッドのヘッドボードに挟める場所があるか確認してください。挟む場所がない場合は、床置きのスタンドタイプが必要です。
2. 「ページめくりリモコン」の選び方
ここが最重要ポイントです。お使いの端末によって選ぶべき製品が異なります。
- Kindle端末(Paperwhiteなど)の場合 「物理接触タイプ」を選んでください。クリップのようなパーツを画面に挟み、リモコン信号を受けると物理的に画面を「トンッ」とタップしてくれる仕組みのものです。Kindle専用端末は通常のBluetoothマウス等ではページ送りができないことが多いため、このアナログな手法が最強です。
- iPad / Androidタブレットの場合 一般的な「Bluetoothメディアリモコン」でOKです。カメラのシャッターリモコンとして売られている安いものでも、音量ボタン操作でページ送りができる設定にすれば使えます。
3. 設定のコツ
- フォントサイズを大きめに 端末までの距離が少し遠くなるので、普段より文字サイズを1段階大きくすると読みやすいです。
- ダークモードの活用 部屋を暗くして読む場合、背景を黒にする「ダークモード」にすると、目への刺激が減り、より安眠効果が高まります。
コラム:なぜKindle専用機には「物理クリップ」なのか?
ガジェット好きなら「Bluetooth接続なら、物理的なクリップなんて野暮ったいものは不要では?」と思うかもしれません。しかし、Kindle Paperwhiteなどの電子ペーパー端末は、OSの仕様上、外部キーボードやマウスによる「ページ送り信号」を受け付けないモデルが多いのです(※一部の最新機種やジェイルブレイクを除く)。
そのため、あえて「画面を静電容量式のパッドで物理的にタッチする」という、ハイテクなんだかローテクなんだか分からない製品(SYUKUYUなどのブランドが有名)が、Kindleユーザーにとっての「最適解」として君臨しています。この不器用な解決策こそが、ガジェット愛好家の心をくすぐるポイントなんですよね。
まとめ:冬の読書は「防御力」こそが正義
冬の寒さから身を守りながら、知識の海に溺れる。 今回紹介した「Kindle+アーム+リモコン」の組み合わせは、決して怠惰なだけではありません。読書への集中力を最大化するための、合理的かつ戦略的な投資です。
【今回のまとめ】
- アームを使えば、腕の疲れと顔面落下の恐怖から開放される。
- リモコンを使えば、布団から手を出さずにページがめくれる。
- Kindle端末派は「物理クリップ式」、iPad派は「Bluetooth式」を選ぶべし。
- 合計7,000円程度の投資で、冬のQOLが爆上がりする。
今年の冬は、この要塞の中で、積読(つんどく)を一気に消化してみてはいかがでしょうか。ただし、本当に布団から出られなくなるので、休日の前夜に試すことを強くおすすめします。
※記事作成の参考・引用元
- Amazon Kindleストア
- 各社タブレットアーム・Bluetoothリモコン仕様(SYUKUYU RF Remote等を参照)













