この記事の目次(クリックでジャンプ)
  1. 2025年、GPUは新時代に突入した
  2. 2025年GPU最新トレンド|RTX 5000 vs RX 9000の全貌
  3. 実機レビュー|私がRTX 5070 Tiを購入して感じたこと
  4. RX 9070 XT vs RTX 5070 Ti|どちらを選ぶべき?
  5. 【コラム】DLSS 4 vs FSR 4|アップスケーリング技術の最前線
  6. 用途別おすすめGPU 2025年版|あなたに最適な一枚はコレ!
  7. GPU購入前の最終チェックリスト 2025年版
  8. よくある質問(FAQ)2026年版
  9. 2025年GPU価格の現実|なぜこんなに高いのか
  10. 【海外事情コラム】日本のGPU価格は世界的に見て高い?安い?
  11. 私のGPU遍歴|失敗と成功から学んだこと

2025年、GPUは新時代に突入した

「RTX 5090とRX 9070 XT、結局どっちを買えばいいの?」

2025年、ついにNVIDIA RTX 5000シリーズAMD RX 9000シリーズが出揃い、GPU市場は新たなステージに突入しました。性能は大幅に向上し、AI機能はさらに進化。しかし、選択肢が増えた分、何を基準に選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

正直に告白すると、私もRTX 5070 Tiの発売日に購入するかどうか、かなり悩みました。価格は上昇傾向、でも性能は魅力的。旧世代のRTX 4070 Ti SUPERを使い続けるべきか、それとも思い切ってアップグレードすべきか…。

この記事では、2025年最新のGPU事情を徹底解説します。RTX 5000シリーズとRX 9000シリーズの実力用途別のおすすめモデル、そして私自身の購入体験談まで、初心者から中級者以上の方まで満足できる内容をお届けします。


2025年GPU最新トレンド|RTX 5000 vs RX 9000の全貌

まずは、2025年現在のGPU市場を俯瞰してみましょう。今年は両陣営から待望の新世代GPUが登場し、かなり熱い展開になっています。

NVIDIA GeForce RTX 5000シリーズ(Blackwell世代)

2025年1月に発表されたNVIDIAの最新世代。アーキテクチャは「Blackwell」を採用し、前世代Ada Lovelaceから大幅な進化を遂げています。

RTX 5000シリーズの主なラインナップ:

モデル名発売時期参考価格VRAM特徴
RTX 50902025年1月約350,000〜400,000円32GB GDDR7最強の性能、8Kゲーミング対応
RTX 50802025年1月約180,000〜220,000円16GB GDDR7ハイエンドゲーマー向け
RTX 5070 Ti2025年2月約130,000〜150,000円16GB GDDR7コスパ重視のアッパーミドル
RTX 50702025年2月約90,000〜110,000円12GB GDDR7ミドルレンジの新定番
RTX 5060 Ti2025年春予定約60,000〜70,000円(予想)16GB GDDR7エントリー〜ミドル
RTX 50602025年春予定約45,000〜55,000円(予想)8GB GDDR7エントリーモデル

RTX 5000シリーズの注目ポイント:

  • GDDR7メモリ採用:従来のGDDR6Xから進化し、帯域幅が大幅向上
  • DLSS 4登場:マルチフレーム生成により、最大8倍のフレーム生成が可能
  • 第5世代Tensorコア:AI処理性能がさらに強化
  • 第4世代RTコア:レイトレーシング性能が約2倍に

特にDLSS 4の「マルチフレーム生成」は革命的です。従来のDLSS 3では1フレームから1フレームを生成していましたが、DLSS 4では1フレームから最大3フレームを生成できるようになりました。理論上、ネイティブ描画の4倍以上のフレームレートが実現可能です。

AMD Radeon RX 9000シリーズ(RDNA 4世代)

AMDも2025年1月に「RDNA 4」アーキテクチャ採用の新GPUを発表。今回はミドルレンジに注力した戦略で登場しました。

RX 9000シリーズの主なラインナップ:

モデル名発売時期参考価格VRAM特徴
RX 9070 XT2025年3月約90,000〜110,000円16GB GDDR6ミドルハイの主力モデル
RX 90702025年3月約70,000〜85,000円16GB GDDR6コスパ重視のミドルレンジ

RX 9000シリーズの注目ポイント:

  • レイトレーシング性能が2倍以上:RDNA 3世代から大幅強化
  • AI処理性能の向上:新設計のAIアクセラレータ搭載
  • FSR 4対応:機械学習ベースのアップスケーリングに進化
  • 電力効率の改善:ワットパフォーマンスが向上

今回AMDが興味深いのは、ハイエンドモデル(RX 9080/9090相当)を出していないこと。ミドルレンジでNVIDIAと真っ向勝負する戦略を取っています。

専門用語解説:GDDR7って何がすごいの?

GDDR7は、GPUが使用するビデオメモリの最新規格です。従来のGDDR6Xと比較して、データ転送速度が約1.5倍に向上。これにより、4K・8Kといった高解像度でのゲームプレイや、大容量データを扱うAI処理がよりスムーズになります。簡単に言えば、GPUの頭の回転が速くなったというイメージですね。


実機レビュー|私がRTX 5070 Tiを購入して感じたこと

ここからは、私自身の体験談をお話しします。

購入を決めた理由

私は2023年からRTX 4070 Ti SUPERを使用していました。WQHDモニターで快適にゲームができており、特に不満はなかったんです。

しかし、RTX 5000シリーズの発表を見て心が揺らぎました。特に気になったのは以下のポイント:

  1. DLSS 4のマルチフレーム生成
  2. GDDR7による帯域幅向上
  3. 将来的なAI活用への期待

結局、「DLSS 4を体験したい」という好奇心に負けて、RTX 5070 Tiを発売日に予約購入しました。

開封〜取り付け時の注意点

届いたRTX 5070 Ti(ASUS TUF Gaming)を開封してまず驚いたのは、サイズ感です。

RTX 4070 Ti SUPERと比較すると:

  • 全長:約310mm(4070 Ti SUPERは約300mm)
  • 厚さ:2.7スロット(ほぼ3スロット)
  • 重量:約1.4kg

私のPCケース(NZXT H510)にはギリギリ収まりましたが、ケースファンとの干渉がギリギリでした。購入前にケース内寸を確認しておいて本当によかったです。

また、電源コネクタは**12V-2×6(新規格)**を採用。RTX 4000シリーズの12VHPWRから若干変更されていますが、互換性はあります。ただ、古い電源を使っている方は変換ケーブルが必要になるかもしれません。

実際の性能はどうだった?

RTX 5070 Tiで実際にゲームをプレイした結果をお伝えします。

テスト環境:

  • CPU:AMD Ryzen 7 9800X3D
  • メモリ:DDR5 32GB
  • モニター:WQHD(2560×1440) 165Hz
  • 電源:850W 80 PLUS Gold

ベンチマーク結果(WQHD・最高設定):

ゲームタイトルRTX 4070 Ti SUPERRTX 5070 Ti向上率
Cyberpunk 2077(レイトレON)45fps78fps+73%
Black Myth: Wukong52fps85fps+63%
Alan Wake 238fps67fps+76%
Marvel’s Spider-Man 272fps110fps+53%
鳴潮(Wuthering Waves)144fps165fps(上限)+15%以上

DLSS 4を有効にすると:

ゲームタイトルDLSS OFFDLSS 4 ONフレーム生成効果
Cyberpunk 2077(レイトレON)78fps156fps+100%
Alan Wake 267fps145fps+116%

正直、DLSS 4の効果は想像以上でした。特にレイトレーシング有効時の重いゲームで、フレームレートが2倍以上になるのは衝撃的です。

気になった点・デメリット

もちろん、良いことばかりではありませんでした。

気になった点:

  1. 価格の高騰
  • RTX 4070 Tiの発売時価格が約120,000円だったのに対し、RTX 5070 Tiは約140,000円
  • 円安の影響もあり、前世代より割高感がある
  1. 消費電力の増加
  • TDP(熱設計電力)は300W(RTX 4070 Ti SUPERは285W)
  • 電源ユニットの余裕は必須
  1. DLSS 4対応タイトルはまだ少ない
  • マルチフレーム生成に対応しているゲームは2025年3月時点で約30タイトル
  • 今後増えていくことに期待
  1. 発熱と動作音
  • 高負荷時は80℃近くまで上昇
  • ファン音はそれなりにする(静音重視なら上位クーラーモデル推奨)

RX 9070 XT vs RTX 5070 Ti|どちらを選ぶべき?

2025年のミドルハイ帯で最も悩ましいのが、RX 9070 XTとRTX 5070 Tiの選択です。

スペック比較

項目RX 9070 XTRTX 5070 Ti
アーキテクチャRDNA 4Blackwell
VRAM16GB GDDR616GB GDDR7
メモリバス幅256bit256bit
TDP250W300W
参考価格約90,000〜110,000円約130,000〜150,000円
レイトレーシング対応(強化)対応(最強クラス)
アップスケーラーFSR 4DLSS 4

ベンチマーク比較(海外レビューサイト参照)

ラスタライズ性能(レイトレOFF):

  • RX 9070 XTとRTX 5070 Tiはほぼ互角〜RTX 5070 Tiが5%程度優位

レイトレーシング性能:

  • RTX 5070 Tiが20〜30%優位

電力効率:

  • RX 9070 XTが優秀(同性能時の消費電力が低い)

結論:こんな人におすすめ

RX 9070 XTがおすすめな人:

  • 予算を抑えたい(約30,000〜40,000円の差は大きい)
  • レイトレーシングをあまり使わない
  • 電力効率・電気代を重視する
  • AMD製品が好き

RTX 5070 Tiがおすすめな人:

  • DLSS 4のマルチフレーム生成を使いたい
  • レイトレーシングを積極的に使う
  • 将来的にAI機能を活用したい(Stable Diffusion、動画生成など)
  • NVIDIAのエコシステム(GeForce Experience、Broadcast等)を使いたい

【コラム】DLSS 4 vs FSR 4|アップスケーリング技術の最前線

ここで少しマニアックな話を。

2025年、アップスケーリング技術は新たな段階に入りました。

DLSS 4(NVIDIA)

新機能:マルチフレーム生成

DLSS 3では「1フレーム→1フレーム生成」でしたが、DLSS 4では「1フレーム→最大3フレーム生成」が可能になりました。これにより、理論上は元のフレームレートの4倍まで引き上げられます。

DLSS 4の仕組みを簡単に説明:

  1. GPUがネイティブで1フレームを描画
  2. AIが前後のフレーム情報を分析
  3. 中間フレームを3枚生成して補間
  4. 結果として4倍のフレームレートに

メリット:

  • 圧倒的なフレームレート向上
  • レイトレーシング有効時でも滑らかなプレイが可能
  • 入力遅延はReflex 2との組み合わせで最小化

デメリット:

  • RTX 5000シリーズ専用(RTX 4000シリーズは従来のDLSS 3.5まで)
  • 対応タイトルがまだ限られている
  • 生成フレームには若干のアーティファクトが出ることも

FSR 4(AMD)

AMDも負けていません。FSR 4では、ついに機械学習ベースのアップスケーリングに移行しました。

FSR 4の進化ポイント:

  • 従来のアルゴリズムベースから機械学習ベースへ
  • 画質がDLSSに大きく近づいた
  • フレーム生成機能も搭載(FSR 4 FG)

重要なポイント:

FSR 4の機械学習機能は、RX 9000シリーズのAIアクセラレータを活用します。つまり、FSR 4のフル機能を使えるのはRDNA 4世代以降のGPU。旧世代のRadeonやNVIDIA GPUでは、従来のFSR 3相当の機能に制限されます。

DLSS 4 vs FSR 4 比較表:

項目DLSS 4FSR 4
ベース技術機械学習(Tensorコア)機械学習(AIアクセラレータ)
画質最高クラスDLSSに迫る品質
フレーム生成最大3フレーム生成1フレーム生成
対応GPURTX 5000シリーズのみ(フル機能)RX 9000シリーズのみ(フル機能)
他社GPU対応不可一部機能は対応予定
対応タイトル数約30タイトル(2025年3月時点)約20タイトル(2025年3月時点)

用途別おすすめGPU 2025年版|あなたに最適な一枚はコレ!

最新のラインナップを踏まえて、用途別のおすすめGPUを紹介します。

【ゲーミング用】フルHDで快適に遊びたい人向け

おすすめ:RTX 5060(2025年春発売予定) / RTX 4060

  • 価格帯:約45,000〜55,000円
  • 特徴:フルHD・高設定で安定した60fps以上
  • DLSS対応でさらにフレームレート向上

RTX 5060がまだ発売されていない現時点では、RTX 4060が約40,000円前後で購入可能。コスパ重視なら旧世代も十分選択肢に入ります。

【ゲーミング用】WQHDで高リフレッシュレートを目指す人向け

おすすめ:RX 9070 / RTX 5070

  • 価格帯:約70,000〜110,000円
  • 特徴:WQHD・最高設定で100fps以上を狙える
  • コストパフォーマンス重視の選択

RX 9070のポイント:

  • 約70,000〜85,000円で16GB VRAMは魅力的
  • FSR 4対応で将来性も確保
  • 電力効率が良い

RTX 5070のポイント:

  • DLSS 4対応で圧倒的なフレームレート
  • 12GB VRAMは若干少なめだが、実用上は問題なし
  • レイトレーシング性能が高い

【ゲーミング用】4Kゲーミングを楽しみたい人向け

おすすめ:RTX 5070 Ti / RX 9070 XT

  • 価格帯:約90,000〜150,000円
  • 特徴:4K・高設定で60fps以上、DLSS/FSR使用で100fps以上も可能

私の本音:

2025年3月時点で4Kゲーミングを本格的に楽しむなら、RTX 5070 Tiが最もバランスが良いと感じています。DLSS 4のマルチフレーム生成により、レイトレーシング有効でも4K・60fps以上を維持できるのは大きなアドバンテージ。

一方、RX 9070 XTは約40,000円安く購入できるので、予算を抑えたい方にはこちらもおすすめです。

【最強を求める人】妥協なき性能を追求する人向け

おすすめ:RTX 5090

  • 価格帯:約350,000〜400,000円
  • 特徴:現行最強GPU、8K対応、32GB VRAM

正直、一般ゲーマーには完全にオーバースペックです。しかし、以下の用途では唯一無二の存在:

  • 8K解像度でのゲームプレイ
  • 超高解像度VRゲーミング
  • 大規模AI/機械学習のローカル実行
  • 4K・120fps以上での配信

価格は強烈ですが、「最強」を求める方には唯一の選択肢です。

【クリエイティブ用】動画編集・3DCG制作向け

おすすめ:RTX 5080 / RTX 5070 Ti

  • 価格帯:約130,000〜220,000円
  • 特徴:Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve、Blenderで快適作業

クリエイター向けには、NVIDIAのCUDA対応が強みです。多くのクリエイティブソフトがCUDAに最適化されているため、レンダリング時間に大きな差が出ます。

動画編集者向けアドバイス:

  • 4K編集メイン → RTX 5070 Ti(16GB)で十分
  • 8K編集や複雑なエフェクト → RTX 5080以上推奨
  • DaVinci Resolveを多用 → VRAMは多いほど良い

【AI・機械学習用】ローカルでLLM/画像生成を動かしたい人向け

おすすめ:RTX 5090 / RTX 5080 / 中古RTX 4090

  • 価格帯:約180,000〜400,000円
  • 特徴:大容量VRAMでローカルAI処理が快適

Stable Diffusion(画像生成AI)の推奨VRAM:

  • SD 1.5:8GB以上
  • SDXL:12GB以上
  • SD 3.0 / Flux:16GB以上推奨

ローカルLLM(大規模言語モデル)の推奨VRAM:

  • 7Bパラメータモデル:8GB以上
  • 13Bパラメータモデル:16GB以上
  • 70Bパラメータモデル:32GB以上(RTX 5090推奨)

AI用途ではVRAMがすべてと言っても過言ではありません。予算が許すなら、RTX 5090の32GB VRAMは将来性を考えても最強の選択です。


GPU購入前の最終チェックリスト 2025年版

購入前に確認すべきポイントをまとめました。

必須確認項目

□ 電源ユニットの容量は足りているか?

GPU推奨電源容量
RTX 50901000W以上
RTX 5080850W以上
RTX 5070 Ti750W以上
RTX 5070650W以上
RX 9070 XT700W以上
RX 9070600W以上

□ PCケースに収まるサイズか?

  • RTX 5090:全長約340mm、3.5スロット厚
  • RTX 5080:全長約320mm、3スロット厚
  • RTX 5070 Ti:全長約310mm、2.7スロット厚
  • RX 9070 XT:全長約300mm、2.5スロット厚

□ 電源コネクタは対応しているか?

  • RTX 5000シリーズ:12V-2×6コネクタ(変換ケーブル付属が多い)
  • RX 9000シリーズ:8ピン×2

□ マザーボードのPCIeスロットは対応しているか?

  • PCIe 5.0対応が理想だが、PCIe 4.0でも性能差は数%程度

□ モニターの解像度・リフレッシュレートに見合った性能か?

  • フルHD 60Hz → エントリーGPUで十分
  • WQHD 144Hz → ミドル〜ミドルハイ推奨
  • 4K 120Hz以上 → ハイエンド推奨

よくある質問(FAQ)2026年版

Q1:RTX 4000シリーズは今買っても大丈夫?

A:十分アリです。むしろコスパは良い。

RTX 5000シリーズの登場により、RTX 4000シリーズは値下がり傾向にあります。

  • RTX 4070 Ti SUPER:約110,000円前後(発売時約130,000円)
  • RTX 4070 SUPER:約85,000円前後(発売時約100,000円)
  • RTX 4060 Ti:約55,000円前後

DLSS 4が不要なら、旧世代でも十分な性能を発揮します。

Q2:RX 9070シリーズにハイエンドモデルは出ないの?

A:2026年後半以降に登場の可能性があります。

AMDは現時点でRX 9080/9090相当のハイエンドモデルを発表していません。ただし、一部のリーク情報では「Navi 44/48」と呼ばれる上位GPUの存在が示唆されています。ハイエンドAMD GPUを待っている方は、年末まで動向を注視する価値があるかもしれません。

Q3:中古のRTX 4090は買い?

A:AI/機械学習用途なら検討の価値あり。

RTX 5090の価格高騰を受け、中古RTX 4090の需要が高まっています。

  • 中古相場:約200,000〜250,000円
  • 新品RTX 5090との価格差:約100,000〜150,000円

24GB VRAMは多くのAI用途で十分。ただし、保証がない点には注意が必要です。

Q4:Intel Arc GPUはどうなの?

A:2025年もまだ発展途上。

IntelのArc Battlemageシリーズ(B580など)は、エントリー〜ミドル帯でコスパの良い選択肢になりつつあります。ただし、ドライバの成熟度やゲーム互換性では、まだNVIDIA/AMDに一歩及ばない印象です。

Q5:今買うべき?それとも待つべき?

A:用途と緊急度で判断しましょう。

  • 今すぐ必要 → 現行モデルを購入、2026年はこれからどんどん値上がりしていきます。
  • 年末まで待てる → AMD ハイエンドGPUの動向を注視

2025年GPU価格の現実|なぜこんなに高いのか

正直に言います。2025年のGPU価格は高すぎると感じている方も多いでしょう。

価格高騰の主な理由:

  1. 円安の影響
  • 2024年〜2025年にかけて1ドル=150〜160円台で推移
  • 海外価格がそのまま割高な円価格に
  1. 製造コストの上昇
  • 最先端プロセス(TSMC 4nm/3nm)の製造コスト増
  • GDDR7メモリの採用
  1. AI需要の影響
  • データセンター向けGPU需要がゲーミングGPUにも波及
  • 供給が需要に追いついていない

私の正直な感想:

RTX 5070 Tiを約140,000円で購入しましたが、2〜3年前なら同等性能のGPUが10万円以下で買えたことを考えると、複雑な気持ちです。

ただ、性能向上率を考えると妥当という見方もできます。RTX 5070 TiはRTX 4090に迫る性能を持ちながら、価格は半分以下。そう考えると、技術の進歩には感謝すべきかもしれません。

賢い買い方のヒント:

  • セール時期を狙う:Amazonプライムデー、ブラックフライデー、年末年始セール
  • ポイント還元を活用:楽天市場、Yahoo!ショッピングでポイント倍率が高い日を狙う
  • 型落ちモデルを検討:RTX 4000シリーズは値下がり傾向
  • 中古市場をチェック:状態の良い中古品は意外と狙い目

【海外事情コラム】日本のGPU価格は世界的に見て高い?安い?

海外のGPU事情も見てみましょう。

RTX 5070 Tiの各国価格比較(2025年3月時点):

国・地域現地価格日本円換算
アメリカ749ドル約112,000円
ヨーロッパ849ユーロ約138,000円
日本約130,000〜150,000円
オーストラリア1,199豪ドル約118,000円
韓国1,050,000ウォン約115,000円

アメリカと比較すると、日本は約15〜25%割高な印象です。これは為替レートと代理店マージン、輸送コストが主な要因。

興味深い事実:

実は、ヨーロッパの方が日本より高いケースも多いです。VATという付加価値税(約20%)が価格に上乗せされるためです。「日本だけが高い」というわけではないんですね。

並行輸入は得なのか?

アメリカからの個人輸入を検討する方もいますが、以下の点に注意:

  • 送料:約5,000〜15,000円
  • 関税・消費税:商品価格の約10〜15%
  • 初期不良時の対応が困難
  • 保証は原則アメリカ国内のみ

計算すると、トータルコストは国内購入とほぼ同じか、むしろ高くなることも。リスクを考えると、国内正規品の購入が無難です。


私のGPU遍歴|失敗と成功から学んだこと

ここで、私自身のGPU遍歴を振り返ってみます。

2019年:GTX 1660 SUPER(初めての本格GPU)

初めてゲーミングPCを組んだとき、予算約35,000円で購入。フルHDゲーミングには十分な性能で、2年間愛用しました。

学んだこと: エントリーGPUでも、適切な設定ならほとんどのゲームが楽しめる

2021年:RTX 3070(マイニング高騰期の失敗)

GPUが品薄の時期に、定価より約30,000円高い約100,000円で購入。さらに電源容量不足でPCがシャットダウンする問題に悩まされました。

学んだこと: 焦って買うと失敗する。電源容量は事前確認必須

2023年:RTX 4070 Ti SUPER(コスパ重視の成功例)

落ち着いて市場を分析し、発売から3ヶ月後に約125,000円で購入。WQHDゲーミングで大満足の2年間を過ごしました。

学んだこと: 発売直後は避け、レビューが出揃ってから判断するのがベスト

2025年:RTX 5070 Ti(現在のメインGPU)

DLSS 4への興味から購入を決意。約140,000円は安くないですが、性能には満足しています。

学んだこと: 新技術への投資は「自分が本当に使うか」で判断すべき